養翠園
(Yousuien)
(Yousuien)
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●国指定文化財であり、紀州徳川家藩主徳川治宝ゆかりの大名庭園
養翠園は紀州藩十代藩主徳川治宝の別邸である水軒御用地の庭園として文政元年(1818)から9年(1826)にかけて造営した回遊式庭園です。
現存する海浜の立地及び風致を活かした「汐入」の様式をもつ庭園は徳川将軍家の別邸浜御殿を前身とする浜離宮恩賜公園と養翠園だけであり、非常に貴重なものです。
庭園は養翠亭を中心に構成されており、L字型の敷地の東側には天神山や章魚頭姿山を借景とした広大な池泉が設けられ、敷地の南辺と西辺は松ヶ枝堤により隣接する大浦湾と園内が区切られています。
庭園の景色は池泉の東側と西側で大きく異なり、東側は北岸から池泉の中央に配された中島に向けて直角に曲がる土堤が伸び、三つ橋と太鼓橋が架けられた中国杭州の西湖の蘇堤をモチーフとした中国風のものになっています。
養翠園は紀州藩十代藩主徳川治宝の別邸である水軒御用地の庭園として文政元年(1818)から9年(1826)にかけて造営した回遊式庭園です。
現存する海浜の立地及び風致を活かした「汐入」の様式をもつ庭園は徳川将軍家の別邸浜御殿を前身とする浜離宮恩賜公園と養翠園だけであり、非常に貴重なものです。
庭園は養翠亭を中心に構成されており、L字型の敷地の東側には天神山や章魚頭姿山を借景とした広大な池泉が設けられ、敷地の南辺と西辺は松ヶ枝堤により隣接する大浦湾と園内が区切られています。
庭園の景色は池泉の東側と西側で大きく異なり、東側は北岸から池泉の中央に配された中島に向けて直角に曲がる土堤が伸び、三つ橋と太鼓橋が架けられた中国杭州の西湖の蘇堤をモチーフとした中国風のものになっています。